大学入学共通テスト、国語と数学の記述式問題が見送りになりましたね。

記述式の導入が共通テストに盛り込まれた背景には、表現力や思考力の向上を図る必要があるとの問題意識があります。
一方で、今回、記述式問題が見送りにとなった背景には、採点精度の確保、自己採点に難しさ、記述式導入に伴う費用に対する効果への疑問、などがあります。

そこで、導入をした方がよいという人たちの意見が記述式問題の見送りについて論破できるのか考えてみました。
「国公立大学の2次試験で記述式を実施している大学が約4割しかない。」のだから、共通テストで記述式を導入する意味があるとの意見です。

ここでの約4割は国語や小論文で記述試験を実施している大学の割合であり、数学で記述試験を実施している大学は含まれていません。数学の記述試験を実施している大学を含めると約9割になるとの調査結果があることから、理由になりませんね。

割合を考えるときに大事なことは、分母が何で分子が何であるかを理解することです。こうしたことを理解して初めてその割合が持つ意味が解ります。

実は有識者と呼ばれるような人たちの中には、この約4割を記述式導入の理由にする人がいて、有識者って何者なのと思ってしまいます。

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