大学入学共通テスト英語の民間試験導入は見送りとなりましたが、国語と数学の記述式問題はいまのところ、実施するようです。
学力を判断するにあたり、国語も数学もマークシート方式より、記述式の方が良いとは思います。ただ、共通テストで大事なことは正確に採点し公平性を保つことであると考えています。
当塾で出した数学の宿題は添削することとしています。添削なので採点はしていません。理由は採点が難しいからです。答えは正しくとも、途中の計算が間違っていることがあります。この程度ならよいのですが、計算に間違いがあることに気づき、途中から正しく計算されていることもあります。加点を何点とすれば明確な基準はありません。生徒や問題により記述式の解答は様々であり、公平に採点することは不可能と思っています。大量であっても、公平に採点できるような問題であれば、マークシート問題と差がないのではないかと思ってしまいます。
さて、そもそも国語と数学に記述式の問題を導入するのでしょうか。
文部科学省のデータによると「国立大学の2次試験において、国語、小論文、総合問題のいずれも課さない学部の募集人員は、全体の約6割しかない。」というのが根拠です。この6割には2次試験において国語を課さない理系の募集人員も含まれています。数学なども含めた最近のデータによると一般入試募集人員の約90%が2次試験で述式問題を課しているようです。
国語と数学に記述式の問題を導入する根拠が崩れた以上、共通テストでの記述式問題の導入は見送ってもよいように思います。
因みに、当塾に通っている高校生に「大学生が記述式問題の採点するかもしれない」というと不安そうな表情になります。
当塾は授業以外にも添削指導も行います。また、中学生に限らす、一般的な高校生にとって難しいされる数学Ⅲや物理の指導も行い、問題集や集団授業での学習と一味違う指導をしています。
学校の成績が伸び悩んでいるお子様のほか、塾に通っていても成績が上がらないお子様、勉強方法がわからないお子様、ぜひ一度当塾の門を叩いてみてください。
基本・基礎から懇切丁寧に指導します。